2026年10月04日
「最近、身長が縮んだ気がする」「転んだだけで骨折した」「年齢とともに骨が弱くなっていないか心配」
――このような方は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)に注意が必要です。
骨粗鬆症とは、骨の量や質が低下して、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症は自覚症状が少ない病気です
骨粗鬆症の大きな特徴は、骨が弱くなっていても初期にはほとんど症状がないことです。
そのため、「痛くないから大丈夫」と思っていても、知らないうちに骨が弱くなっていることがあります。
特に骨粗鬆症では、転倒などをきっかけに手首や太ももの付け根を骨折したり、背骨がつぶれる「圧迫骨折」を起こしたりすることがあります。
「身長が以前より低くなった」「背中が丸くなってきた」「腰や背中が痛む」といった変化も、背骨の骨折が原因となっている場合があります。
骨粗鬆症になりやすいのはどんな人?
骨粗鬆症は特に女性に多く、閉経後は女性ホルモンの減少によって骨量が低下しやすくなります。
また、以下のような方も注意が必要です。
・以前より身長が縮んだ
・過去に骨折したことがある
・運動不足である
・食事が偏っている
・やせ型である
・家族に骨粗鬆症の人がいる
・ステロイド薬を長期間使用している
「年齢のせい」と思っている変化の中に、骨粗鬆症のサインが隠れていることがあります。
骨粗鬆症はどうやって調べる?
骨粗鬆症の診断では、骨密度検査が重要です。
代表的な検査がDEXA(デキサ)法で、腰椎や大腿骨などの骨密度を測定します。
また、血液検査を行い、骨の状態や骨粗鬆症の原因を確認します。必要に応じてレントゲン検査も行います。
特に、閉経後の女性や骨折の経験がある方、身長の低下や背中の丸まりが気になる方は、一度、骨密度を調べてみることをおすすめします。
骨粗鬆症の治療と予防
骨粗鬆症の治療で大切なのは、将来の骨折を予防することです。
治療には、骨の状態に応じた薬物療法のほか、食事や運動などの生活習慣の改善も重要です。
食事では、カルシウムやビタミンDなどを意識しながら、バランスのよい食生活を心がけましょう。
また、ウォーキングなどの適度な運動や筋力・バランス能力の維持は、骨の健康だけでなく、転倒予防にもつながります。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ骨のチェックを
骨粗鬆症は、骨折して初めて発見されることも少なくありません。
しかし、早い段階で骨の状態を知り、必要な対策を始めることで、将来の骨折リスクを減らすことが期待できます。
「最近、身長が縮んだ」「骨折したことがある」「閉経後で骨が心配」
このような方は、一度、骨密度検査を受けてみてはいかがでしょうか。
いつまでも自分の足で歩き、自分らしい生活を続けるために、骨の健康について考えてみましょう。
当院ではDEXA法による骨密度検査が当日に受けられます。